一般歯科
全身の健康の
入り口となる一般歯科
一般歯科
一般歯科では、虫歯や歯周病などの治療を取り扱っています。
また、患者様にとっては「疾患の名称はわからないものの、歯科医院に相談する内容だろう」と判断してご来院された際にも、一般歯科で対応することがあります。
このため、「歯科医院の入り口」と認識していただければわかりやすいと思います。一般歯科にて対応しても、別の診療科での検査や治療が必要と判断すれば適切に対応しますので、安心してご利用ください。
レーザーシステムを
利用した一般歯科
プラズマレーザーシステム【自費治療】とは
当院は、プラズマレーザー治療機器「STREAK-1®」を導入しています。
システムとしては、エピオス社製の「エコシステム/エアーシステム」、「POIC®ウォーター」、「オーラループ4プラス」を併用することで完成され、麻酔や抗生物質の使用を低減し、細菌感染が起こるリスクも抑えた治療を提供することができます。
高性能医療用レーザーの
治療のメリット
-
01
無麻酔下での治療が可能
プラズマレーザー治療機器「STREAK-1®」は、歯の神経や軟組織に対して鈍麻作用を発揮し、麻酔を使用せずに治療が出来る特徴を持っています。麻酔薬を使わないことは患者様の身体的負担の軽減につながります。
-
02
無菌的な治療が可能
この設備は熱エネルギーを微小なレベルまで正確に制御できることで、効率的な無菌的治療に役立ちます。また、残留塩素濃度補正システムとたんぱく分解型洗浄水の併用によって、除菌の効果を発揮します。
-
03
歯質強化
プラズマレーザー治療機器「STREAK-1®」を使用すると、歯質を強化することもできます。レーザーが持つ熱効果で、虫歯菌が出す酸に耐えやすくなるのです。さらに、虫歯を予防する再石灰化を促す作用もあるので、虫歯予防に役立ちます。
プラズマレーザーシステムで可能な治療
- 痛みが少なく、削る量を最小化した虫歯治療
- 歯髄保存率が高い治療
- 高効率に、少ない麻酔でできる歯周病治療
- 無麻酔での外科的治療や抜歯
- 効率化した虫歯や歯周病の予防
- 効率的なポリープ除去や、舌小帯、上唇小帯の切除
- 止血
- 顎関節症治療
- 白斑への対応
- 歯肉の黒ずみ除去
- 痛みの少ない根管治療
虫歯について
普段の食生活から虫歯に
なりにくい習慣が大切
虫歯や歯周病は、体質的な要素(唾液の質や歯質)にも左右されますが、普段の食事を含む生活習慣も大きな原因となります。つまり、適切な知識を持って生活習慣を改めれば、虫歯になりにくい状態を作ることができるのです。
以下に好ましくない食習慣を記載しますので、ぜひ参考にしてください。
- 砂糖を含む飲食物を好んで取る
- 食後に歯磨きをする習慣が少ない
- 酸性の飲食物を好んで取る
- 食事やおやつの時間が長い
- 食事やおやつの回数が多い
- 柔らかいものを好んで取る
- 就寝前に飲食することが多い
黒ずみは虫歯の初期症状
虫歯の治療のために歯医者に通ったことがある人はとても多いと思います。
長期的な歯の健康のことを考えると、早めに処置を受けた方が良いかもしれません。虫歯は発見が遅れれば遅れるほど、必要な処置が大掛かりなものとなってしまいます。早期であれば、ほんの少し歯を削って簡単な詰め物を詰めておけば良いものが、発見が遅れるにつれて、大きく歯を削って、被せ物をしなければいけないことになってしまうこともあります。
噛み合わせの部分などに磨いても落ちない黒ずみのようなものを見つけたら、痛みがなくともひとまず歯医者にかかることをお勧めいたします。この状態が患者様がご自身の肉眼で虫歯を発見できる初期症状です。この時点で処置することが出来れば、治療も非常に簡単に済みます。
虫歯の進行
以下のような進行をしています。該当する状態があれば、歯科医院にまず日程をご相談ください。 以下の4段階に加え、虫歯になる1歩手前、細菌の排出する酸によって歯質が濁っていたり、色素が沈着していたりする状態を「CO(要観察歯)」と言います。
-
C1
エナメル質の虫歯
歯の表面のエナメル質に虫歯が起きている状態です。穴が空いていると、より症状の進行が早い傾向にあります。
-
C2
象牙質の虫歯
さらに虫歯が下層の象牙質まで進行した状態です。象牙質の下には血管や神経が通っている歯髄があるので、痛んだりしみたりする場合があります。
-
C3
神経(歯髄)部分の虫歯
象牙質の下にある歯髄(歯の神経)にまで、虫歯が進行したため、激しく痛みます。この状態になると根管治療(歯の根の治療)を必要とします。
-
C4
重度の虫歯
歯根より上の部分が虫歯によって溶けている状態です。膿が出てきたり、頬が腫れたりすることもあり体全体に悪影響を及ぼすリスクもあります。
当クリニックの虫歯治療
-
虫歯箇所の切削
C1以降の虫歯になった箇所を削っていく方法です。当クリニックの場合は前述のレーザー機器を使用して、処置していくことで、出来るだけ削らない虫歯治療を行っています。
-
コンポジットレジン
コンポジットレジン(医療用のプラスチック)を歯を削った箇所に充填し、噛む機能を回復させる方法です。充填直後は液状のコンポジットレジンも光を照射することで凝固していきます。
-
シーラント
歯には対合面などに溝がありますが、溝が深い部分には歯垢がたまりやすく、虫歯の原因になることがあります。シーラントは医療用のプラスチックで、あらかじめ溝を埋めることで虫歯予防の役割を果たします。
-
食育・口育
当院では、虫歯になりにくい食生活のために、「食育」「口育」にも力を入れています。栄養バランスや食事の摂り方などを通じて、虫歯になりにくい生活習慣感を推奨しています。
レーザーシステムを
虫歯治療に導入しています
- 1ほとんどの場合、無麻酔下での治療が可能となる
- 2神経を保存できる可能性が高まる
- 治療期間の短縮、健全歯質の保護、将来予測されるさまざまなリスクの回避
- 3感染歯質の除菌ができる
- 2次虫歯の予防に繋がります
- 4歯質の強化が期待できる
- 2次虫歯の予防に繋がります
- 5虫歯治療後の再発を限りなく予防できる
根管治療
根管治療とは
虫歯の進行が大幅に進んでしまい歯の神経まで到達してしまった場合は、通常の歯を削って詰め物をするという治療では治癒させることが出来ません。歯の根っこの中にある根管をきれいに清掃・洗浄・殺菌し、最後に防腐剤や殺菌剤をつめて密封する必要があります。この治療のことを根管治療(歯内療法)と呼びます。この根管治療は、肉眼では見えない部分の治療のため高度な技術が必要であり、歯の保存のために極めて重要な治療です。
根管治療には精密さが重要
根管治療は、神経を抜いた後の歯を保存するために、非常に重要な役割を果たします。
しかし、根管自体は非常に細く、分岐していたり曲がりくねったりしているので、内部の感染を完全に除去する難易度は、かなり高いことが知られています。万が一感染が残ってしまうと、再び痛みや腫れが出ることがあり、再治療のための費用と時間を必要とします。悪い場合は歯を失うことになるので、当院としてはマイクロスコープやラバーダムなどを駆使して、治療の精密さを確保し、患者様の大切な天然歯を守っています。
当クリニックの
根管治療について
-
マイクロスコープの使用
根管は細いのみならず、非常に複雑な形をしています。根管内は非常にデリケートなため、少しのミスでも細菌の増殖や膿がたまって腫れがおこるということがおきてしまいます。
マイクロスコープは、肉眼で見ることが出来ない歯の内部の細かな患部を確認することが出来る医療用の顕微鏡です。それまで手探りで行っていた治療を、目視しながら丁寧に処置を進められるようにしてくれた画期的な機器です。繊細な技術が必要とされる根管治療においては必須といっても過言ではないでしょう。 -
ラバーダム防湿
ラバーダム防湿とは、治療する歯以外をゴム製のシートで覆いかぶせて治療箇所のみを露出させる治療法のことを言います。これを行うことによって、
唾液に含まれる様々な細菌が治療箇所に侵入し、何かしらの感染を引き起こすことを防ぐことが出来ます。 根管治療は細菌との戦いと言っても過言ではありません。ラバーダム防湿をする・しないは治療の成功率に大きく関わってきます。これほど重要なものにもかかわらず、根管治療を行う全ての歯科医師が使用するわけではないという報告もあります。根管治療を受ける際は、是非ともラバーダム防湿するかどうかも治療を受ける基準にして頂ければと思います。
レーザーシステムを
根管治療に導入しています
- 1徹底したポケット内の
殺菌ができる - レーザーによる2000℃を超える熱効果を数万分の1秒単位でコントロールすることで、歯質は除菌され、無菌状態となります。さらに ECOシステムとPOIC ウォーターにより、治療中常に連続的に除菌しながらの治療が可能です。
- 2根管内部の
歯質強化ができる - 歯質にレーザー光を吸収させ、最大2500℃の熱効果により歯質表面を溶融し、象牙細管を封鎖して耐酸性を高めることで歯質が強化されます。
- 3見えない部位への
殺菌ができる - 歯の根管は湾曲していたり側枝があったりとても複雑な形態をしています。レーザーによる熱と光効果により器具では取り切れない感染源の除菌が期待できます。
- 4ほとんどのケースで無麻酔で治療できる
- 5治療後の再発のリスクを減らす事ができる
症例紹介
根管治療 60代 男性
Before
After
主訴 | 奥歯が腫れた |
---|---|
診断名 | 慢性根尖性歯周炎 |
年齢・性別 | 60代 男性 |
治療期間・回数 | 4回 1ヶ月 |
治療方法 | 根管内の再治療を、マイクロスコープ、レーザーを使用し精密に行いました。 |
費用 | 55,000円 (税込み) |
デメリット・注意点 | ・保険が適用できないため自費診療となります ・再発等は長期的な経過観察が必要となります。 |
歯周病について
「歯周病」は抜歯の原因の第1位
歯周病が成人の中での罹患率が高いのはご存じでしょうか。
歯周病は歯ぐきが腫れる病気と思われがちなのですが、歯周病の一番の問題点は、病気が進行しすぎると歯を抜かなければいけなくなってしまうということです。
2005年に全国2000余の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果では、抜歯の原因の42%が歯周病で、その割合は32%の虫歯より多いという結果が出ています。何歳になっても美味しく食事をするという健康的な生活をしたいという方にとって、歯周病は大敵なのです。
歯周病の原因
口腔内には400~700種類の細菌がいます。歯周病の原因菌はその中の十数種類と考えられています。
この中で最も歯周病原性が高いのがRed Complexという部類に含まれる菌類です。この菌がまず歯の表面の歯垢で繁殖し、徐々に歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に侵食。温かく湿度があり、栄養が豊富な深い歯周ポケットは、歯周病菌の繁殖に好条件なので、さらに進行すると歯を支える骨を溶かしていきます。
歯磨きやデンタルフロスでの出血は歯周病のサイン
ブラッシングするときやデンタルフロスを使うとき、歯肉からの出血が見られることがあります。この場合、歯周病に罹患しているサインであると考えて、ぜひ早めに当院にご相談ください。
歯周病は10歳代や20歳代で感染、発症していることも多い病気ですが、ゆっくりと進行するため、30~40代くらいで症状が現れ始めることが多い特徴を持っています。
歯肉からの出血があっても、痛みが出ないことから通院を先送りにする方も少なくありません。しかし、悪化すると歯がぐらついてきて抜歯に至ることも多く、実際に日本人が歯を失う原因の第1位となっています。そのため油断せずに、ぜひ早めに治療に取り組みましょう。
ブラッシング時の出血が、強い力で磨き過ぎることから起こっているケースもありますが、その場合も磨き方の改善が必要です。当院ではそれぞれの方の磨き方を踏まえた歯磨き指導をしていますので、お気軽にご相談ください。
歯周病は初期には自覚症状が無く、ある程度進行しても虫歯のように痛みが出ることは少ないので、治療を決意しにくい特徴を持っています。そこで、歯周病発症を知るためのチェックポイントを記載します。以下の項目に当てはまる点があれば、ぜひ早めにご相談ください。
歯周病の
セルフチェックポイント
- ブラッシング時に出血する
- 歯肉が赤く腫れている
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする
- かたい物が噛みにくい
- 口臭が気になる
- 歯が長くなったような気がする
- 歯肉がむずがゆい、痛い
- 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた
歯周病の進行
-
Step01
歯肉炎
歯垢が口腔内に溜まると細菌の影響で歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れるようになります。歯と歯ぐきの間には約2~3mmの溝(歯周ポケット)が形成されます。
-
Step02
軽度歯周炎
歯肉炎が悪化すると歯周ポケットが深くなります。汚れや細菌も溜まりやすい状態です。歯周病菌の影響により歯槽骨が溶け始めます。
-
Step03
中等度歯周炎
歯槽骨が半分程度溶けて、歯ぐきの炎症や出血も悪化し、口臭を引き起こすのが特徴です。歯根膜がダメージを受けている場合は、歯が浮いたような感覚も症状として現れます。
-
Step04
重度歯周炎
歯槽骨のほとんどが失われ、歯を支えることが難しい状態です。歯根に膿が溜まっているため、歯ぐきを押すと漏れ出す場合もあります。最終的に歯が抜け落ちるリスクもあります。
歯周病全身に及ぼす影響
歯周病菌は、お口の中では歯肉に炎症を起こして歯を支える骨を溶かしていく性質を持っています。
しかし、歯周病菌が身体に及ぼすダメージは、実はお口の中だけにとどまりません。歯周病菌はお口の中の傷口から血管内に侵入して全身をめぐり、その毒素によってさまざまな疾患を引き起こすことがあるからです。例えば、歯周病菌は血管を閉塞させて血流を悪くすることがあるので、脳梗塞や心筋梗塞など、重篤な疾患の原因となることがあります。また、誤飲によって歯周病菌が肺に侵入した場合は肺炎を起こすこともありますし、糖尿病や骨粗しょう症、関節炎などにも悪影響を及ぼすことがわかっています。
歯周病との関係性の深い全身疾患
-
狭心症・心筋梗塞
歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク粥状の脂肪性沈着物ができて、血液の通り道は細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。
-
脳梗塞
脳の血管のプラークが詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んで来て脳血管が詰まる病気です。歯周病の人はそうでない人の 2.8 倍脳梗塞になり易いと言われています。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となります。
-
糖尿病
歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残り 血糖値に悪影響を及ぼします。血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からの TNF‐αの生産を強力に推し進めます。
TNF‐αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。
歯周病を合併した糖尿病の患者様に、抗菌薬を用いた歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF‐α濃度が低下するだけではなく、血糖値のコントロール状態を示す HbA1c値も改善するという結果が得られています。 -
誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。しかし、高齢になるとこれらの機能が衰えるため、食べ物などと一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際むせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。
その結果、免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまいます。
特に、脳血管障害の見られる高齢者に多くみられます。誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われており、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要になります。 -
関節炎・腎炎
関節炎や糸球体腎炎の原因となる黄色ブドウ球菌や連鎖球菌の多くは、歯周病原性細菌など口腔内に多く存在します。
これらのお口の中の細菌が血液中に入り込んだり、歯周炎によって作り出された炎症物質が血液に入り込むことで、関節炎や糸球体腎炎が発症することがあります。 -
妊娠期への影響
妊娠期はホルモンバランスが崩れやすく、口腔内の環境も不安定になりがちです。
歯周炎にかかりやすくなったり、歯周病が出産の時期になったりする場合もあります。 -
骨粗鬆症
閉経後骨粗鬆症の患者様において、歯周病が進行しやすい原因として最も重要と考えられているのが、エストロゲンの欠乏です。
エストロゲンの分泌が少なくなると、全身の骨がもろくなるとともに、歯を支える歯槽骨ももろくなります。また、歯周ポケット内では、炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が加速されると考えられています。 多くの研究で、骨粗鬆症と歯の喪失とは関連性があると報告されています。
したがって、閉経後の女性は、たとえ歯周炎がなくても、エストロゲンの減少により、歯周病にかかりやすく、広がりやすい状態にあると言えます。
骨粗鬆症の薬としてよく用いられるビスフォスフォネート製剤を服用している方が抜歯などをした場合、周囲の骨が壊死するなどのトラブルが報告されています。
※ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)製品名:ダイドロネル、ボナロン、フォサマック、アクトネル、ベネット、ボノテオ、リカルボンなど
当クリニックの歯周病治療
当クリニックの考える歯周病治療
残念ながら現在の科学では完全に歯周病菌を排除することができません。
では歯周病を改善していくにはどうすればよいのでしょうか?
その治療の根底になるのは「細菌を塊(プラーク、歯垢、バイオフィルム)にしないこと」、つまり徹底した「プラークコントロール」です。
細菌を成熟させないで早期に破壊(取り除く)することです。そして続けることが唯一の方法です。
患者様自身がおこなう『セルフ・ケア(ブラッシングなど)』と、歯科医院でおこなう専門的な『プロフェッショナル・ケア』をセットで行っていきます。
-
PMTC(歯のクリーニング)
「PMTC」は、歯科で行う専門的な機器を使用したお口のクリーニングを示す言葉です。セルフケアでは落としにくいバイオフィルム(虫歯や歯周病の原因となるネバネバの物体)を一掃できますし、歯石の除去もできますから、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。ぜひ定期的に利用して、お口の健康を守りましょう。
-
スケーリング・ルートプレーニング
歯石の除去は歯周病治療の基本です。スケーリングとは、歯石の除去を意味しており、専用の器具を使って歯石を掻き出す処置です。ルートプレーニングはスケーリングでは除去できない、歯根に着いた歯石を除去する治療です。歯石の除去後は、歯根を滑らかにして歯石がつきにくくする処置も行います。
-
ブラッシング指導
歯科医院でスケーリングやルートプレーニングを行っても、日々の生活の中で新たに歯垢や歯石が蓄積していくと、歯周病は治癒できません。そのためブラッシング指導を行って、セルフケアの効果を高めることも重要です。適切なセルフケアは虫歯予防や口臭防止にも役立つので、まずは当院にお越しください。
-
フラップ手術
歯周病がある程度進行していると、歯根にも歯石が付着していることが一般的で、スケーリングやルートプレーニングでは十分に治療効果がでない場合があります。フラップ手術は、局部麻酔したうえで歯肉を切開して歯根に着いた歯垢や歯石、周辺の感染組織を除去することで、歯周病の状態を改善していきます。
-
歯周再生療法(エムドゲイン)
エムドゲイン法は、歯周病で破壊された歯周組織を再生させることを目的とした治療です。治療方法としては、まず外科的処置を行って歯根周辺の歯石や感染組織を除去したあと、補いたい歯槽骨周辺にエムドゲイン®ゲルを塗布します。エムドゲイン®ゲルはブタの歯胚から抽出したたんぱく質などの成分を配合しており、破壊された歯周組織の再生を助ける効果を持っています。エムドゲイン®ゲルは外科的処置によってできた空間に歯肉が入り込むことを防ぐ役目も果たします。
レーザーを取り入れた歯周病治療の特徴
- 1徹底したポケット内の殺菌ができる
- 2治癒が早い
- 3治療期間が短縮できる
- 4ほとんどのケースで無麻酔で治療できる
歯周病治療の流れ
-
Step01
検査、スケーリング
初回は検査とスケーリング(歯面の歯垢をとり除いていく処置)を行います。
-
Step02
(1週間後)
検査、歯石除去 1回目
1週間後、再度検査し、歯石(歯垢の固まったもの)を除去していきます。
-
Step03
(1週間ごと)
歯石除去 2~6回目
さらに2回~6回かけて入念に歯石除去を行います。
-
Step04
(2週間後)
検査
歯石除去を終えて、お口の中を再検査します。歯周病菌の様子や歯を支える骨の状態を確認し外科処置提案の判断をします。
-
Step05
(4週間間隔)
外科処置 1~2回目
歯周病によって失われた歯周組織の再生を促す歯周再生療法を行っていきます。
-
Step06
検査
さらに外科処置後の再検査を行います。
-
Step07
メインテナンスもしくはSPT
術後良好であれば定期的な予防処置(メインテナンス)へ進み、そうでない場合はSPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)という病状を悪化させない処置へ進みます。
ズキズキと痛む知覚過敏
知覚過敏とは
普段はなんともないのに、冷たいものを飲んだり、歯を磨いている時に、歯がしみたり痛んだりという症状を知覚過敏と言います。
感覚として、虫歯の痛みはズキズキと慢性的に痛む一方で、知覚過敏は一時的にキーンと痛むと感じる方が多いです。
とくに歯周病の進行した際に感じる方が増えてきます。
知覚過敏が起こる理由
歯茎が下がったり、歯のエナメル質が摩耗することによって、歯の内側にある象牙質が露出してしまうことによって知覚過敏は起こります。
象牙質からは数千本の細い管(象牙細管)が神経に向かって伸びています。そこで何らかの要因によって象牙質がむき出しになった時、冷たい飲み物などの外的刺激が細い管を通って神経に伝わることによって鋭い痛みが発生します。
知覚過敏の
セルフチェックポイント
- 歯磨きの力が強すぎる
- 食べ物の酸
- 歯磨き粉のつけすぎ
- 歯周病による歯茎の後退
- 歯ぎしりや噛み合わせ不良
- 砂糖の過剰摂取
自費診療の費用について
虫歯治療
-
C0(修復なし)1歯/¥5,500
-
C1(直接修復)1歯/¥11,000
-
C2(直接修復)1歯/¥22,000~33,000
-
C2(間接修復)1歯/¥22,000
-
C3(間接修復)1歯/¥55,000
(税込み価格)
レーザーを使用した虫歯治療
-
イニシャルトリートメント¥33,000その歯にとって最初の根管治療
-
リトリートメント¥55,000過去に根管治療の既往がある、再治療
(税込み価格)
レーザーを使用した歯周病治療
-
部分的治療¥55,000
-
全顎治療¥275,000
(税込み価格)